小松菜をプランターで育ててみよう

プランターでも小松菜栽培できる!

小松菜は栄養価の高い緑黄色野菜で、鉄分、カルシウム、βカロチン、ビタミンCなどを多く含む野菜です。ほうれん草よりもアクが少なく、幅広い調理法で食卓を彩ります。そんな小松菜をぜひ家庭菜園で育ててみませんか。

コロナ禍が長引き、おうちで過ごす時間も増えています。コロナ前の生活とはガラッと変わったことで、ストレスを抱えている方も多くいらっしゃるかと思います。土に触れ、植物に触れる園芸は、ストレスを軽減する効果もあると言われています。マンション住まいでお庭がない方でも、プランターを使って栽培することができます。観葉植物もいいけど、食用できる野菜ならさらに楽しみが増えます。

小松菜は種をまいてから約1ヶ月ほどで収穫できます。生育がよく、病気にも強い品種もいくつか出てきていますので、初心者の方でも楽しく栽培、収穫ができることでしょう。

まず、準備するのは種まき時期に応じた種です。オンラインショップでも購入できますが、ホームセンターにもたくさん置いてあります。種袋の裏に説明が書いてあるものがわかりやすいでしょう。

それから、プランターは48L程度の大きさのもの、培養土30L程度、鉢底石を適量、用意してください。この他には、水やり用のジョウロ、ハサミやピンセット、防虫ネットなどがあると便利でしょう。

 

小松菜の育て方

プランターの底が見えないくらいに鉢底石を並べます。その上に培養土を敷き詰め、表面が平らになるようにならします。表面に1cmくらいの深さの溝を作り、1-2cmほどの間隔で種まきしましょう。小松菜は発芽率が良いので、あまりたくさんまき過ぎないようにしてください。種をまき終わったら、完全に見えなくなるまで培養土を被せていきます。その後は、種や土が流れてしまわないように注意して、たっぷりと水やりします。できるだけ日当たりの良い場所にプランターを設置すると良いでしょう。季節にもよりますが、害虫対策として、プランターに防虫ネットを被せておくと安心です。

数日で発芽してきますので、双葉が出揃い、本葉が出始めた頃に1回目の間引きをします。間引き菜が小さいうちは、ピンセットを使って引き抜くようにするとうまくいきます。さらに育ってきたら、最終的に育てる株間に調節するために、さらに間引きします。プランター栽培では4−5cm程度の株間が大体の目安となります。

ある程度の大きさになったら、いよいよ収穫となります。あまり大きくなりすぎると硬く筋張り、えぐみも出てきます。市販サイズよりも少し小さめの時期に収穫しましょう。密集して育った場合は、小松菜の株元をハサミで切って収穫すると、葉に土がつくこともなく、軽く水洗いするだけで調理に取り掛かることができます。

ご自身が育てた小松菜は、収穫したてで新鮮なものを食べられることが最大の利点です。できるだけ調理の直前に収穫しましょう。おひたしや和え物にするなどして、小松菜そのものの味わいを楽しんでください。