小松菜をより使いやすくするには?
小松菜は色々な料理に使うことができるので、とても重宝される野菜の一つです。メインとして使うことはもちろん、料理に彩りを添える役割としても使えるので常備しておきたいところです。しかし、買ってもすべて使いきれずに困ったという経験を持っている人も少なくはないようです。そこで小松菜を常備しておきたいがいつも使いきることができないという人には、冷凍保存することをおすすめします。冷凍するまでの下準備も簡単ですので、長持ちさせたい人にはぴったりの保存方法です。
冷凍保存をする際には、生の状態のまま冷凍する方法と下茹でした状態のものを冷凍する方法があります。
栄養を失わずに保存したい場合は生の状態のまま、より長い期間保存しておきたい場合は下茹でした状態で冷凍保存すると良いでしょう。また、おひたしやスムージーなどにすることが多い場合は生の状態のまま、炒め物や煮浸しなどしっかり加熱する調理法が多い場合は下茹でした状態でなど、普段どのような料理に使うことが多いかによっても下準備の方法を変えるとより使いやすくなります。
上手な冷凍方法について
生の状態のままで冷凍保存する場合のメリットは、栄養を失わずに保存することができる点と下準備が簡単な点です。小松菜には栄養が豊富に含まれていますが、その栄養は茹でると水の中に溶けてしまうという性質を持っています。しかし、生の状態のまま冷凍すればその栄養は失われずに済むのです。
下準備についてですが、同じ葉物野菜であるほうれん草はアクが強いので下茹でをする必要がありますが、小松菜はアクが少ないので下茹でをしてアク抜きをする必要がありません。まずは根本部分をカットし、水で汚れを丁寧に落とします。次に水気を取ります。このとき、ペーパータオルなどを使って水気が残らないようにすることがポイントとなります。こうすることで冷凍したときに小松菜同士がくっつくことを防ぐことができます。水気が取れたら、カットしていきます。4cm程度にカットしておくと調理をするときに使いやすくなります。カットが終わったら、保存袋に入れて冷凍します。生の状態のままで冷凍する場合の保存期間は2〜3週間程度ですので、その間に使い切るようにします。
また、下茹でした状態のものを冷凍する場合は生の状態より長期間保存することが可能です。保存期間は1ヶ月程度です。まずは小松菜を水で洗い、汚れを落とします。次に沸騰したお湯でさっと茹でていきます。茹で時間の目安はまず根元を約10秒間、その後根元から葉までのすべてを約10秒間です。茹で時間を短時間にすることで、冷凍保存をしても食感の良さを残すことができます。茹で上がったらお湯から出して冷まし、しっかりと水気を取り、4cm程度にカットします。使いやすい量に分け、ラップなどで包み冷凍します。
生の状態、下茹でした状態のどちらでも、調理する際は凍ったまま使うことができます。冷凍すると火が通りやすい状態になるので、加熱しすぎないように注意します。