・小松菜がお店に並ぶまで何日かかるのか
小松菜がスーパーなどの店頭に並ぶまで、収穫から何日かかっているのか、気になるでしょう。新鮮なものの方が栄養価も高く、おいしいからです。できるだけ収穫してからあまり日数が経っていないものを選びたいと思うでしょう。一般的に小松菜だけではなく、全ての野菜や果物の収穫後、一度農協などの組合に卸す農家がほとんどです。そして農協が市場へ卸し、市場→卸業者→スーパーなどの小売店へ卸し、店頭に並ぶことになります。組合・市場・卸業者・小売店と、店頭に小松菜が並ぶまでこれだけ間に入る業者がいるとなると、それだけ店頭に並ぶまで時間がかかると思うでしょう。だいたい農家は野菜を朝早い時間など午前中のうちに収穫をし、午後には組合へ持ち込みます。持ち込まれた野菜は夜のうちに市場へ運び出し、最短次の日の朝には店頭に並ぶのです。しかしこれは輸送に時間がかからなかった場合の例となります。例えば北海道から東京の市場へ輸送→また北海道のスーパーへ輸送して販売となると、移動距離が長い分店頭に野菜が並ぶまで時間がかかるのです。このように距離がある場合は、最速でも翌々日の朝、場合によってはもっとかかることもあります。産地が近くの野菜だから新鮮だろうと購入する人も多いですが、このように産地は近くでも一度遠くの市場へ出荷→再度輸送されて出荷となっていることもあるので、産地ばかりに気を取られないようにしましょう。個人経営の八百屋などの場合は、スーパーよりも後に並ぶことが多いので、収穫からもう少し時間が経っていることもあります。産地が近いから新鮮だろうと思いこまずに、新鮮な小松菜をしっかりと目で見て判断して購入するのがおすすめです。
・カット野菜はさらに時間がかかっている
最近では「野菜炒め用」「鍋用」など、様々な野菜を1つのパックに入れて販売しているお店も増えてきています。1人暮らしの方や、それほど量はいらないけれどたくさんの野菜を食べたい場合に便利なパックです。しかもカットされていますので、それを購入すれば包丁をわざわざ出して調理する手間も省かれます。忙しくてできるだけ時短料理をしたい方や、料理が苦手な方にもうれしいサービスです。しかし、カット野菜は工場でカットしてからスーパーなどの店頭に並んでいます。通常の野菜は収穫→組合→市場→小売店という流れになりますが、カット野菜は収穫→組合→市場→工場でカット作業やパック詰め→小売店と、店頭に並ぶまで作業工程が増えてしまうのです。そのため、普通に売っている野菜よりも鮮度は落ちていると思ってください。しかも小松菜は、カットしてしまうと鮮度が落ちやすく、2~3日しか日持ちしません。カット野菜のパックには消費期限が記載されていますので、必ずこの期日のうちに食べるようにしましょう。鮮度の問題もありますが、傷んでいる野菜を食べると体調を崩す原因になります。栄養を手軽にとれるカット野菜ですが、鮮度の面ではデメリットがあることを覚えておきましょう。