下準備がほとんど必要ない小松菜ですが、茹で方のコツを知っておくと、もっと楽に調理ができるようになります。小松菜の茹で方のコツ、そして小松菜を使った炒飯のレシピをぜひお試しください。茹で方のポイントを押さえて、美味しい小松菜入り炒飯を作りましょう!
知っておくと便利!小松菜の茹で方のコツ
小松菜料理の多くは、小松菜を塩茹でします。塩茹で時間は数分と短いですが、イマイチ火が通っていない気がする…と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
小松菜を茹でる前には、お湯を準備します。深鍋いっぱいに水を入れ、水1リットルあたり小さじ1の量の塩を入れます。十分に湯が沸いたら小松菜を入れますが、その入れ方にコツがあるのです。
まず、小松菜の根本(株)部分に、包丁で十字に切り込みを入れます。切り込みを入れることで湯が入りやすくなり、硬い茎部分もしんなりしやすくなります。切り込みを入れたら、まずその部分をお湯に入れ、徐々に茎部分をお湯に浸けていきます。茎部分は葉部分に比べて硬く、火が通りにくいので、葉より先に入れてしんなりさせるのがポイントです。茎全体が入ったら、葉の部分を持って10秒ほどキープします。その後、葉の部分もお湯に入れ、2分ほど茹でましょう。
ただ小松菜を丸ごとお湯に入れるよりも、効率的に全体をしんなりさせることができます。
しかし、時間が無ければ電子レンジでチンするのもアリです。2分塩茹でするのが面倒だというズボラさんには、電子レンジを使った方法をおすすめします。塩水でささっと洗い、水気を取った小松菜2~3株を1つにまとめてラップでくるみ、100gあたり500Wで1分30秒程度温めます。これだけで2分間の塩茹でとほぼ同じ効果が得られるので、試してみてください。
「小松菜入り炒飯」のレシピ
いつもの炒飯に小松菜をプラスするだけで、栄養価も、美味しさも倍増します。野菜嫌いなお子さんでも進んで食べてくれる一品です。
小松菜入り炒飯の材料(2人前)は、小松菜2~3株・温かいご飯2~3人分・卵2個・ねぎ10cm分・ショウガ小さじ1・にんにく小さじ1・塩胡椒と油少々です。
では、小松菜入り炒飯の作り方の説明です。
小松菜はさっと水洗いし、2分ほど塩茹でし、ザルに上げ、水気を切っておきます。粗熱が取れたらみじん切りにしておきましょう。ねぎ、ショウガ、にんにくはそれぞれみじん切りにしておきます。
卵は小さめのボウルに割り入れ、よく溶いておきます。フライパンに油を引き、卵を入れ、箸などでかき混ぜながら、全体的にポロポロになるまで炒めましょう。卵がポロポロし始めたら、にんにくとしょうがを入れて炒めます。香りが立ってきたらご飯とねぎを入れ、塩胡椒しながらしっかり炒めます。最後に小松菜を入れ、ご飯がパラパラするまでよく炒めて、出来上がりです。
小松菜に水分が残っているとご飯がベタベタするので、しっかり水気を切って使うのがポイントです。