小松菜で作る洋風の料理

 

小松菜は冬が旬

小松菜は和風、洋風、中華、お菓子など様々な料理に使うことができる万能の野菜です。スーパーなどでも一年中販売されているのでよく購入しているという家庭も多いようです。一年中販売されているのでその旬の時期について知らないという人もいるようですが、小松菜の旬は冬です。旬の時期の小松菜は葉の厚みが増し、甘みも増えて美味しくなります。最近では冬の時期だけ収穫することができるちぢみ小松菜という種類もよく目にするようになってきました。ちぢみ小松菜はあえて霜にさらすという生育方法がとられています。こうすることで葉が厚く縮れた状態になり、甘みが格段にアップしていきます。

このように特に冬に美味しさが増す小松菜ではありますが、栄養が豊富であるため旬の冬以外にも積極的に食卓に登場させたい食材です。小松菜を使った料理はいつも同じようなものになってしまうという場合は、洋風の料理に挑戦してみることも手です。

 

洋風の料理にもぴったり!

どちらかというとおひたしや煮浸し、お味噌汁など和食の料理に使われることが多い小松菜ですが、クセがないため洋風の料理にも使いやすく、和食の料理とはまた一味違った楽しみ方をすることができます。料理に入っている小松菜の緑色が料理に彩りを添え、食欲を増すためのポイントとともなります。

小松菜を使った洋風の料理と言えば、例えば、スパゲッティを挙げることができます。スパゲッティの場合はペペロンチーノやトマトベースのパスタなどと相性抜群です。ベーコンやシーフード、野菜ではトマト、きのこ類などとの組み合わせがおすすめです。トマトやきのこ類は小松菜の栄養をより高めてくれる食材でもあります。トマトと組み合わせることで視力の低下を防止する効果が期待できたり、がんなどの病気の予防効果を期待することができます。また、きのこ類と組み合わせることでカルシウムの吸収率を高めることができます。

クリーム系の料理とも相性がよく、ドリアやグラタン、鶏肉のクリーム煮や具沢山のポタージュなどの具材としても重宝します。また、牛乳や生クリーム、チーズなどのクリーム系に使われることが多い食材は葉物野菜特有の青臭さを消してくれる効果があるため、葉物野菜が苦手というお子さんでも美味しく食べてもらうことができます。卵料理に入れることもおすすめで、小松菜とじゃこなどを入れたオムレツも良いでしょう。じゃこも小松菜のカルシウムの吸収率を高めてくれる食材ですので、進んで組み合わせたいところです。

さらに、小松菜とコーンをバターで炒めてコンソメなどで味付けをすればあっという間に副菜が完成します。実は小松菜は生でも食べることができる食材なので、そのままサラダにして食べることもできます。スパゲッティやドリアなどの副菜として小松菜のサラダを組み合わせるのも良いでしょう。味にクセがないという小松菜のメリットにより、様々な料理を楽しむことができます。