中華料理にも小松菜を!

小松菜の正しい冷蔵保存法について

葉物野菜を冷蔵庫に常備している人は多いようです。葉物野菜の中でも季節を問わず比較的手頃な値段で購入でき、いろいろな料理に使うことができる小松菜は人気です。しかし、その正しい保存方法についてはあまり知られていません。小松菜を冷蔵庫で保存する場合、おいしい状態で食べることができるのはだいたい5日前後です。乾燥すると葉に元気がなくなってしまうので、いかに乾燥を防げるのかが冷蔵保存のポイントとなります。保存をするときは、まずは根元部分をカットし、カットした根元部分から葉の先までについている土などの汚れを水で洗い流します。次にキッチンペーパーなどで根元部分から葉の先までのすべてを包みます。水で洗い流したときについた水分は拭き取らずにそのままの状態で構いません。キッチンペーパーがその水分を吸い取り、湿った状態になることが望ましいのです。最後にキッチンペーパーごと保存袋に入れれば作業は完了です。もし可能であれば、冷蔵庫に入れるときは立てて入れておくとさらに効果的です。

 

小松菜を使った中華メニュー

正しい方法を用いて冷蔵保存をした場合でも保存期間は5日前後ですので、なるべく早いうちに食べるに越したことはありません。小松菜は多くの料理に合うとても使いやすい食材ですが、中華料理についても例外ではありません。メインのおかずから副菜、汁物まで、その活用法は多岐に渡ります。味にクセが少なく食べやすい小松菜ですので、中華料理によく使われるごま油や中華だし、オイスターソースなどの調味料ともよくなじみます。また、小松菜は本来は生でも食べることができる食材であるため、中華料理に多い炒め物などを作る場合でも加熱時間を短縮して作ることができます。

さらに、もともと栄養豊富な小松菜ですが、一緒に食べることで栄養価がさらにアップするとされている食材があります。たけのこ、にんじん、ちりめんじゃこ、豆腐、ごま油、干し椎茸、わかめなどがその一例です。これらの食材は中華料理でも使われることが多い食材ですので、小松菜と組み合わせることも簡単です。例えばメイン料理としては、たけのこやにんじんなどの野菜と組み合わせて中華丼を、ごま油とちりめんじゃこと組み合わせてチャーハンを、豆腐と組み合わせて麻婆豆腐などを作ることができます。副菜では、ごま油とにんにくを入れた炒め物、干し椎茸や卵と組み合わせた炒め物などを作ることができます。汁物は干し椎茸やわかめを入れた中華スープなどがおすすめです。栄養価をアップさせるために組み合わせなければと難しく考えてしまいがちですが、小松菜の栄養価をアップさせてくれる食材は意外と普段から小松菜と組み合わせて使っているものが多いようです。しかし、その栄養について意識するかしないかでは大きな差が生じます。小松菜を使った中華料理をおいしく食べることは、健康的な体を作るための栄養についても考える機会作りとなります。