小松菜を自宅で手軽に作ろう!

栄養価も高い小松菜は、種まきから収穫まで約2か月と早いです。自宅で手軽に小松菜栽培に挑戦したい方は、いい小松菜ができるまでのプロセスを把握しておきましょう。

 

■プランター菜園でいい小松菜を作ってみる!

自宅で初めて小松菜栽培に挑戦しようというのであれば、プランター菜園がおすすめです。最初から本格的な地植え栽培、畑栽培にトライしようとすると準備も大変なので、まずは小松菜のプランター菜園から始めてみましょう。

・用意するもの

小松菜の種

ベジタブルプランター(浅型600など)

培養土(ゴールデン粒状培養土菜用など、追肥不要のものが楽で良いです)

ジョーロ

ハサミ

ピンセット

支柱

防虫ネット(網目の細かいもの)

まず、ベジタブルプランターに培養土を入れます。プランターの淵よりも3cmほど下まで入れるようにしましょう。土が入ったら種を5cm間隔で置いていきます。種の上から新たに土をかけ、しっかり種を覆います。種が見えなくなるぐらい、しっかり土を入れられたら水をあげます。プランターの下から水が出てくるぐらい、しっかりあげましょう。この時、水の勢いで土が流され、種が丸見えの状態になっていないかを確認しましょう。もし種が見える状態になってしまっていたら、再度土をかけ、覆ってください。以上が種まき作業になります。

種まきから2、3日もすると発芽します。発芽後、双葉が完全に開いた状態になったら、間引き作業を行います。間引き作業では基本的にピンセットを用い、1株ずつ丁寧に抜いていきますが、抜きにくいものがある場合は無理せず、ハサミで根本からカットし、間引きます。本葉が2~3枚になったところで、再び間引きをします。株間隔が4~5cmになっているのが理想ですが、小松菜を大きく育てたい方は、余裕をもって株間隔6cmを目安に間引きを行うと良いでしょう。

収穫目安は、小松菜の背丈が15cmぐらいになった時です。スーパーなどで売られているものは大株のものが多く、背丈も25cm前後ですが、早摘みすることで、より美味しい小松菜を得ることができます。収穫の際は根っこから引き抜かず、根元をハサミでカットして収穫します。

 

■いい小松菜ができる栽培ポイントは栽培場所にあり!

いい小松菜を作るもっとも重要なポイントは栽培場所です。小松菜は高温にも低温にも比較的強く、温度調整が必要ないことから、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜として知られています。しかし、小松菜を育てる上でも適温というのはあります。小松菜がもっとも良く育つ温度は20度前後です。温度が20度前後で日当たりが良く、風通しが良い場所、これがいい小松菜ができる条件になります。

日当たりが良い場所といっても、一日中日が当たる場所や西日が強い場所では温度も高くなるので、小松菜栽培には不向きです。半日日当たりになる、あるいは半日蔭が最も好ましいとされています。また、小松菜は湿気を嫌うので、風通しが良い場所であることも重要です。

以上の条件を満たした環境を見つけ、ぜひ小松菜作りに挑戦してみてください!