小松菜の時短メニュー

時短調理で簡単に、栄養素を逃さずに

栄養満点の緑黄色野菜である小松菜は家庭料理には欠かせない野菜の一つです。冬が旬の小松菜ですが最近では1年中野菜売り場で見かけるようになりました。品種改良が盛んに行われ、全国の農家さんは土壌や水やりに工夫しながら、それぞれの季節にあった小松菜をハウス栽培しています。栄養満点のいい小松菜が、季節を問わず食べられるのは農家さんの努力があってこそなのです。

そんな美味しくて身体にいい小松菜をできるだけ食べたいと考えるのは当然ですが、ちょっと調理が面倒だと感じている方も多いのではないでしょうか?調理において面倒なことは、下処理に時間がかかったり、鍋類などの洗い物が増えたりすることです。ならば、できるだけ調理器具も使わず、最小限の労力で、素早く調理ができる電子レンジを使ってみましょう。

小松菜の栄養素には水溶性ビタミンも多く含まれています。つまり、お湯を沸かし、茹でてしまうことによって、大事な栄養素が流れ出てしまっているのです。その点、電子レンジは加熱時間も短時間で済むため、熱に弱い栄養素も比較的残りやすくなります。手抜き料理ではなく、大事な栄養素を守るための調理法なんですよ!と、胸を張ってレンジ調理を始めましょう。

 

レンジでできる小松菜のおひたし・煮浸し

小松菜は買ってきて冷蔵庫に入れっぱなしにしておくだけでも失われていく栄養素がありますので、できるだけ新鮮なうちに調理することをお勧めします。

まずは耐熱ボールを用意し、小松菜を水洗いしましょう。根っこの部分を切り落とし、根元の部分をボールに水を入れた中で振り洗いすると、余分な土も綺麗に取れます。

綺麗に洗った小松菜をざく切りにし、小松菜を洗った時に使ったボールに入れましょう。ボールにふんわりとラップをかけ、電子レンジに入れます。量にもよりますが、1束なら600Wで2分ほどの加熱で十分です。粗熱が取れたら、水気を切って完成です。

たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、これで小松菜の下茹では完了です。ボールの中で合わせ調味料やだし醤油などで和えてもいいですし、このままお皿に盛り付け、鰹節とお醤油をかけて食べても美味しいです。

電子レンジに入れるときに一緒に味付けしてしまうと、煮浸しも簡単にできます。

 

材料:小松菜1パック、油揚げ2枚、醤油・みりん・酒各大さじ1、紛末だし小さじ1

耐熱ボールに材料の合わせ調味料を入れ、よく混ぜ合わせます。洗ってざく切りした小松菜、細切りにした油揚げを入れます。ふんわりとラップをかけたら、電子レンジの600Wで3分加熱します。加熱が完了したら、味が均等になるようにボールの中を混ぜ合わせます。

煮浸しは冷めていく時に味が染み込んでいきますので、混ぜ合わせたらそのまま常温で冷ましてておくと旨味が増します。基本の合わせ調味料は、ご家庭のお好みで量を調整したり、醤油をだし醤油に変えたり、冷蔵庫に余っているめんつゆを使ったり、とアレンジもできます。肩の力を抜いたご家庭の味を簡単にレンジで作ってみてください。