良い小松菜を見分けるポイントと保存方法、そして美味しい調理法まで

いい小松菜の見分け方と保存法

全国の農家さんは種まきの時期、水やりのタイミング、そして収穫の時期までを計算し、できるだけいい小松菜を消費者の皆さんに届けるべく、日夜努力しています。とはいえ野菜を育てるには自然環境から多少なりとも影響を受けます。また店舗で売られている状態によっても差が出るので、いい小松菜を選べるように、いくつかのポイントをご紹介します。

あまり大きすぎるものや茎の部分が長すぎるものは、育ちすぎて硬くなっているものが多いので、避けた方が無難です。葉の色は緑が濃く出ているものを選びましょう。黄色くなっているもの、葉の部分が萎れているものは、収穫してから時間が経っている証拠なので、そうでないものを選びましょう。

根っこがついている状態で売っているのは、切り取った時点から鮮度が落ちていくので農家さんが鮮度を保つためにそうしています。買って帰ってすぐに使わない場合は、湿らせた新聞紙やキッチンペーバーなどで小松菜を包んだ後、ポリ袋などに入れることで乾燥を防ぐことができます。冷蔵庫の中では、できるだけ根っこ部分を下にして、縦置きするような形で保管します。乾燥を防ぎ、小松菜が育った状態で保管するのが良いでしょう。

 

小松菜のヘルシーで美味しい調理法

小松菜の代表的な料理と言えば煮浸しやおひたしですが、小松菜に含まれる栄養素でビタミンCやミネラル分などは水溶性であり、茹でたり、長い間水にさらしたりすることで流れ出てしまうため、注意が必要です。

せっかくいい小松菜を手に入れたのですから、栄養素を逃さない調理方法として油で炒めることをおすすめします。小松菜に含まれるβカロチンは、油とともに摂取することで体内での吸収率が高まります。ぜひ一度小松菜のペペロンチーノを試して見てください。

 

材料:小松菜1束、にんにく1片、赤唐辛子1本、オリーブオイル適量、塩適量、お好みでブラックペッパー

1.小松菜は洗って5cmほどのざく切りにしておきます。

2.ニンニクは薄くスライスし、赤唐辛子は種を取り除き、半分に割っておきましょう。

3.フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクを入れてから火をつけます。

4.弱火でじっくりとニンニクを炒め、香りを出し、カラッときつね色に揚がったら、一旦取り出しておきましょう。

5.ニンニクを取り出したフライパンに赤唐辛子と塩を入れましょう。先に塩味をつけておくことで減塩でき、味も全体的に馴染みやすくなります。

6.赤唐辛子の香りが立ってきたら、ここで小松菜の茎の部分をフライパンに入れ、強火にしましょう。油が全体に絡まるように炒めます。

7.茎が油と馴染んだら、葉の部分も入れて、全体的にしんなりするまで炒めます。

8.味見をして、塩味が足りないようなら、ここで塩とブラックペッパーをかけて味を整えます

9.お皿に盛り付け、4で取り出しておいたニンニクチップをトッピングします。

 

辛い味やニンニク好きの方は赤唐辛子やニンニクの量を増やしてもいいですし、ニンニクが苦手な方は香り付けだけに使用してトッピングしないなど、アレンジもできます。お好みで調整してみてくださいね。